WordPressでMathJaxを導入して日本語を表示する

概要

WordPressでMathJaxを使用するときは、プラグインを使用するのではなく、<head>部分に以下のコードを貼付けるのが一番無難。基本を確認することは大切。

<script type=”text/javascript” src=”//cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/mathjax/2.7.5/MathJax.js?config=TeX-AMS_HTML”></script>

本文

WordPressで作ったサイトで、数式を表示するために「LaTeX for WordPress」というプラグインを入れてMathJaxを使っていました。これまで2年ほど、「もともと日本語は使えないものなのだ」と考えて、数式の中に日本語を入れることができず英語で代用していました。
先日結城さんの連載記事を見ていると、MathJaxで表示された数式内に日本語が入っているではないですか!これは私も参考にせねば、といろいろ試してみました。結果、プラグインを使用せずに、<head>部分にMathJaxを読込む<script>タグを書込めば、問題なく日本語を含む数式を書くことができました。
MathJaxの基本的な使用方法は以下のサイトを参照しましょう。

まずは基本を確認することが大切です。

サンプル

2013年度慶応理工第1問の問題文です。日本語を数式内に記述できています。

座標平面上において, 方程式 \(3x^2+2xy+3y^2 = 12\) で表される図形 \(C\) を考える. 行列 \(A = \left(\begin{array}{cc} 3 & 1 \\ 1 & 3 \end{array}\right)\) を用いると, この方程式は, \(( x y ) A \left(\begin{array}{c} x \\ y \end{array}\right) = 12\) と表せる.
\(0 < \theta < \pi\) である \(\theta\) を用いて, \(P = \left(\begin{array}{cc} \cos \theta & -\sin \theta \\ \sin \theta & \cos \theta \end{array}\right)\) と表される行列 \(P\) が, ある実数 \(\alpha , \beta\) ( \(\alpha < \beta\) )に対して, \(AP = P \left(\begin{array}{cc} \alpha & 0 \\ 0 & \beta \end{array}\right)\) を満たすとする. このとき, \(\theta = \fbox{(ア)}\) であり, \(\alpha = \fbox{(イ)}\) , \(\beta = \fbox{(ウ)}\) である. \(\left(\begin{array}{c} x \\ y \end{array}\right) = P \left(\begin{array}{c} s \\ t \end{array}\right)\) とおくと, 図形 \(C\) の方程式 \(3x^2+2xy+3y^2 = 12\) は \[\dfrac{s^2}{\fbox{(エ)}} +\dfrac{t^2}{\fbox{(オ)}} = 1\] となる. 図形 \(C\) 上の \(2\) 点間の距離の最大値は \(\fbox{(カ)}\) であり, この最大値を与える図形 \(C\) 上の \(2\) 点の座標は \(\fbox{(キ)}\) と \(\fbox{(ク)}\) である.

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