\(1, 2, 3, 4, 5\) のそれぞれの数字は書かれた玉が \(2\) 個ずつ, 合計 \(10\) 個ある.
【 解 答 】
(1)
\(10\) 個の玉から \(2\) 個を取り出す方法は, \({} _ {10} \text{C} {} _ {2}\) 通り.
積が \(10\) になるのは, 「 \(2 ,5\) 」が出ればよい.
各数字の玉は \(2\) つずつあるので, 求める確率は
\[
\dfrac{2 \cdot 2}{{} _ {10} \text{C} {} _ {2}} = \underline{\dfrac{4}{45}} \ .
\]
(2)
\(10\) 個の玉から \(4\) 個を取り出す方法は, \({} _ {10} \text{C} {} _ {4}\) 通り.
積が \(100\) になるのは, 「 \(2 ,2, 5, 5\) 」または「 \(1, 4, 5, 5\) 」が出ればよい.
よって, 求める確率は
\[
\dfrac{1 +2 \cdot 2}{{} _ {10} \text{C} {} _ {4}} = \dfrac{5}{210} = \underline{\dfrac{1}{42}} \ .
\]
(3)
\(10\) 個の玉から \(3\) 個ずつを取り出し, それぞれを A 組, B 組として, \(2\) 組の数字の積が等しい確率を求めればよい.
A 組, B 組の取り出す方法は, \({} _ {10} \text{C} {} _ {3} \cdot {} _ {7} \text{C} {} _ {3}\) 通り.
積が等しくなるのは, 以下の \(2\) つの場合が考えられる.
- 1* 同じ「 \(3\) つの異なる数字」が含まれるとき
\(3\) つの数字の選ばれ方と, 各数字の玉が A , B どちらの組に含まれるか, を考慮すれば, このときの場合の数は
\[
{} _ {5} \text{C} {} _ {3} \cdot 2^3 = 80 \ \text{通り} \ .
\]
- 2* \(3\) または \(5\) が共通し, 一方の組で「 \(1, 4\) 」, 他方の組で「 \(2, 2\) 」が含まれるとき
共通する数字の選ばれ方, 各数字の玉のどちらが選ばれるか, また, A , B どちらの組に含まれるか, を考慮すれば, このときの場合の数は
\[
2 \cdot 2 \cdot 2 \cdot 2^2 = 32 \ \text{通り} \ .
\]
以上より, 求める確率は
\[
\dfrac{80 +32}{{} _ {10} \text{C} {} _ {3} \cdot {} _ {7} \text{C} {} _ {3}} = \dfrac{112}{4200} = \underline{\dfrac{2}{75}} \ .
\]
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