東大文系2015:第3問


\(\ell\) を座標平面上の原点を通り傾きが正の直線とする. さらに, 以下の \(3\) 条件 (i) , (ii) , (iii) で定まる円 \(C _ 1 , C _ 2\) を考える.

  1. (i) 円 \(C _ 1 , C _ 2\) は \(2\) つの不等式 \(x \geqq 0\) , \(y \geqq 0\) で定まる領域に含まれる.

  2. (ii) 円 \(C _ 1 , C _ 2\) は直線 \(\ell\) と同一点で接する.

  3. (iii) 円 \(C _ 1\) は \(x\) 軸と点 \(( 1 , 0 )\) で接し, 円 \(C _ 2\) は \(y\) 軸と接する.

円 \(C _ 1\) の半径を \(r _ 1\) , 円 \(C _ 2\) の半径を \(r _ 2\) とする. \(8 r _ 1 +9 r _ 2\) が最小となるような直線 \(\ell\) の方程式と, その最小値を求めよ.

tkb20150301
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東大文系2015:第4問


投げたとき表と裏の出る確率がそれぞれ \(\dfrac{1}{2}\) のコインを \(1\) 枚用意し, 次のように左から順に文字を書く.
コインを投げ, 表が出たときは文字列 A A を書き, 裏が出たときは文字 B を書く. さらに繰り返しコインを投げ, 同じ規則に従って, A A, B をすでにある文字列の右側につなげて書いていく.
たとえば, コインを \(5\) 回投げ, その出た目が順に表, 裏, 裏, 表, 裏であったとすると, 得られる文字列は \[ \text{A A B B A A B} \] となる. このとき, 左から \(4\) 番目の文字は B, \(5\) 番目の文字は A である.

  1. (1) \(n\) を正の整数とする. \(n\) 回コインを投げ, 文字列をつくるとき, 文字列の左から \(n\) 番目の文字が A となる確率を求めよ.

  2. (2) \(n\) を \(2\) 以上の整数とする. \(n\) 回コインを投げ, 文字列を作るとき, 文字列の左から \(n-1\) 番目の文字が A で, かつ \(n\) 番目の文字が B となる確率を求めよ.


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早稲田理工2015:第1問


関数 \(f(x) = \dfrac{x}{\sqrt{1 +x^2}}\) について, 次の問に答えよ.

  1. (1) \(y = f(x)\) のグラフの概形を描け.

  2. (2) \(t \gt 0\) を媒介変数として, \(x = f'(t)\) , \(y = f(t) -t f'(t)\) で表される曲線の概形を描け.

  3. (3) (2) の曲線の接線が \(x\) 軸と \(y\) 軸によって切り取られてできる線分の長さは一定であることを示せ.


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早稲田理工2015:第2問


整数 \(x , y\) が \(x^2 -2y^2 = 1\) をみたすとき, 次の問に答えよ.

  1. (1) 整数 \(a , b , u , v\) が \(( a +b \sqrt{2} ) ( x +y \sqrt{2} ) = u +v \sqrt{2}\) をみたすとき, \(u , v\) を \(a , b , x , y\) で表せ. さらに \(a^2 -2b^2 = 1\) のときの \(u^2 -2v^2\) の値を求めよ. ともに答のみでよい.

  2. (2) \(1 \lt x +y \sqrt{2} \leqq 3 +2 \sqrt{2}\) のとき, \(x = 3 , \ y = 2\) となることを示せ.

  3. (3) 自然数 \(n\) に対して, \(( 3 +2 \sqrt{2} )^{n-1} \lt x +y \sqrt{2} \leqq ( 3 +2 \sqrt{2} )^n\) のとき, \(x +y \sqrt{2} = ( 3 +2 \sqrt{2} )^n\) を示せ.


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早稲田理工2015:第3問


\(a , b\) を実数とし, \[ f(x) = x^2 +ax +1 , \quad g(x) = -x^2 -bx +1 \] とおく. 次の問に答えよ.

  1. (1) 方程式 \(f(x) = 0\) と \(g(x) = 0\) が共通の解を持つための \(a , b\) の条件を求めよ.

  2. (2) \(a \geqq 0\) , \(b \geqq 0\) の範囲で, (1) で求めた条件をみたしながら \(a , b\) を動かす. \(f(x) = 0\) と \(g(x) = 0\) の共通解を \(\alpha\) とし, \(y = f(x)\) のグラフ上の点 \(( \alpha , 0 )\) における接線を \(\ell\) とする. このとき, \(y = g(x)\) のグラフと \(\ell\) で囲まれる部分の面積の最小値を求めよ.


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早稲田理工2015:第4問


\(N\) を \(3\) 以上の自然数とする. \(1\) から \(N\) までの数字が書かれた \(N\) 枚のカードを用意し, A と B の二人で次のようなゲームを行う. まず A が , \(1\) から \(N\) までの数のうちから \(1\) つを選びそれを \(K\) とし, その数は B に知らせずにおく. その後, 以下の試行を何度も繰り返す.
B は \(N\) 枚のカードから無作為に一枚引いて A にその数を伝え, A は引かれた数字が \(K\) より大きければ「上」, \(K\) 以下であれば「以下」と B に答え, B はその答から \(K\) の範囲を絞り込む. 引いたカードは元へ戻す.
このとき, \(n\) 回以下の試行で B が \(K\) を確定できる確率を \(P _ N (n)\) で表す. 次の問に答えよ.

  1. (1) \(K = 1\) のとき, \(P _ 3 (1) , P _ 3 (2) , P _ 3 (3)\) を求めよ.

  2. (2) \(K = 2\) のとき, \(P _ 3 (1) , P _ 3 (2) , P _ 3 (3)\) を求めよ.

  3. (3) \(K = 1, 2, \cdots , N\) について, \(P _ N (n)\) を求めよ.

  4. (4) 自然数 \(c\) に対して, 極限値 \(\displaystyle\lim _ {N \rightarrow \infty}P _ N (cN)\) を求めよ.


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早稲田理工2015:第5問


\(a \gt 0\) とする. \(xy\) 平面上に点 A \(( -\sqrt{2} a , 0 )\) , B \(( \sqrt{2} a , 0 )\) を固定する. 動点 P \(( x , y )\) は条件 \(\text{AP} +\text{BP} = 4a\) をみたすものとする. 次の問に答えよ.

  1. (1) 点 P の軌跡として得られる曲線の方程式を求めよ. ただし, 答のみでよい.

  2. (2) (1) の曲線の \(-\sqrt{2} a \leqq x \leqq \sqrt{2} a\) の部分と, 直線 \(x = -\sqrt{2} a\) , 直線 \(x = \sqrt{2} a\) で囲まれる図形を \(x\) 軸のまわりに \(1\) 回転してできる立体を考える. この立体の体積 \(V\) を求めよ.

  3. (3) (2) の立体の表面積 \(S\) を求めよ. ここで, \(y = f(x)\) のグラフの \(p \leqq x \leqq q\) の部分を \(x\) 軸のまわりに \(1\) 回転してできる曲面の面積は \[ 2 \pi \displaystyle\int _ p^q \sqrt{\{ f(x) \}^2 +\{ f(x) f'(x) \}^2} \, dx \] として計算してよい.


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